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特別支援学級の授業公開

2022年6月2日 05時53分

校内で、特別支援学級の授業公開を行いました。
授業での様子を全教職員が見て研究し、子どもたちへの理解をさらに深めるのがねらいです。
普段、休み時間に接しているのとはまた違って、ときに楽しく、ときに真剣に学習をする様子が見られました。

 

■3,5組 みんなであそぼう
① ぼうずめくり
② やおやのおみせ
③ オセロゲーム
④ いすとりゲーム
⑤ かんそう
この時間のメニューです。

ぼうずめくり」では、自分の順番になるのをしっかりと待ち、順番になったら札をめくります。
ルールを理解し、先生や支援員の先生たちと一緒に楽しんでいます。

 

 

やおやのおみせ」は、リズムに合わせて進んでいくゲームです。
友達の背中の後ろに隠してある野菜や果物を、順番につないで言っていきます。
「かき」
「かき→りんご」
「かき→りんご→メロン」
「かき→りんご→メロン→ピーマン」
楽しみながら「覚える力」を鍛えていきます。
リズムとテンポのよさに、見ている先生たちも体が動いていました。

先生たちは、子どもたちができたことを常に褒め励ましています。
支援員の先生たちも、そっと寄り添って、包み込むような優しい言葉かけでサポートしています。

 

 

■4組 見る・聞く・話すゲーム
① おちたおちた
② お願いカードゲーム
③ じこしょうかいすごろく
④ 感想発表
この時間のメニューは、よく見たり、よく聞いたり、自分のことを話したりするラインナップがずらりと並んでいます。

お願いカードゲーム」は、しまうま、ぞうなどの動物がそれぞれ3つのカードに分解されていて、それをそろえていくゲームです。
あらかじめ手元に配られたカードは、バラバラで、いろいろな動物が混ざっています。
集めたい動物を決め、友達にお願いしていきます。

「○○さん、『ぞう』を持っていますか。」
「はい。どうぞ。」
「ありがとう。」

「○○さん、『しまうま』を持っていますか。」
「持っていません。」
「分かりました。」

それぞれ、希望するカードを持っているとき、持っていないときのやり取りの型が示されています。
どちらも実生活で役に立つやりとりです。

すぐにそろわなくても落ち着いてやることや丁寧にやり取りすることを確認して、ゲームを楽しんでいました。

 

 

■6組 4,5月の下校練習の振り返りをしよう
4月は5回。
5月はなんと9回も下校練習をすることができました。
目標よりも1回多い回数です。

4月は、速いペースになかなかついていけなかったのですが、5月は少しずつみんなのペースに合わせられるようになってきました。
自分なりの振り返りもしっかりできています。

これらを写真に言葉を添えたり、切り抜いたカードを加えたりしてまとめていきます。
自分の頑張ってきたことが一目でわかる工夫です。

しっかりと目標を立て、それに向かって努力していく。
実に素晴らしいことです。
担任の先生も、子どもの体調正確に把握し、適切にサポートしていました。

  

 

 

ゲーム形式の学習だけでなく、しっかりと座席に座っての学習も見ることができました。

  
子どもたちの特性に合わせた学習方法を工夫し、一人一人の成長をみんなで喜び合うことのできる授業でした。

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