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卒業証書授与式

2023年3月24日 06時24分

令和4年度の卒業証書授与式の朝は、別れを惜しむかのような涙雨でした。

 

いつもよりもとした雰囲気をまとった6年生が次々と登校してきます。
教室に集まった6年生たちの胸にリボンを付けに、5年生がやってきます。
6年生の頑張る姿を一番身近に、そして一番長く見続けてきた5年生です。
言葉を交わしながら、しばしの時間を共に過ごしました。

 

 


午前10時、保護者の方、在校生、そして教職員が待ち受ける中、いよいよ式場の扉が開かれました。
卒業証書授与式の始まりです。

  

 


ハイ!!
体育館に響き渡る返事とともに壇上に上がる6年生。
保護者の方々は、万感の思いで見つめていたことでしょう。

 

「○○○○、おめでとう!」
校長先生は、一人一人の名前を目の前で呼びながら、卒業証書を手渡します。
片手ずつ手を伸ばし、丁寧に証書を受け取る6年生。
28名の子たち一人一人に、手渡されました。

 

校長先生からの祝辞です。
己の欲せざるところ人に施すなかれ
『論語』(孔子)の中に出てくる言葉です。
校長先生が座右の銘とされているこの言葉について、分かりやすく語ってくださいました。

 

PTA会長からの祝辞です。
これから先悩んだり困ったりすることがあったときには、信頼できる人に相談することで道がさらに開けてくることなどを、丁寧に話してくださいました。

 

教育委員会からは、学校教育課長様が来てくださいました。
課長さんは、以前本校に務めていらっしゃった方です。
その成長ぶりに驚かれたことと思います。

 

卒業生からは、卒業記念品として「簡易テント」が贈られました。
大切に使わせていただきます。


在校生代表の言葉です。
卒業生の背中を追いかけ続けてきた日々を思い出し、言葉を紡ぎ出していました。


卒業式のラストは、お別れの言葉、そして歌です。
ここは言葉では言い表せない時間でした。

会場の誰もがそう思ったはず。
それほど、卒業生の言葉と歌には気持ちがこもっていました。


式を終え、教室での別れの時間
卒業生は、保護者に言葉をおくり、そして担任の先生とも握手をしていました。
ときに笑いあり、ときに涙ありの時間でした。

 


住吉小学校の長い廊下を歩き、在校生に見送られた卒業生と保護者は、校舎の外に出ていきました。

なんと、そこには雨は降っておらず、卒業生の前途を祝うような明るい空が広がっていました。

卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます!
真の「もてころ精神」を発揮するのは、これからです!