３年生の子どもたちがまず向かったのは、宇和島消防署でした。
交差点では手を挙げ、誰かを見かけては挨拶をしながら、元気に歩いて到着した消防署。
消防士の方々が子どもたちを温かく迎え入れてくださいました。

「皆さんが見学している最中にもし火事が起こったら、放送が入ります。そのときは、皆さん静かに待っていてください。私たちはその放送を聞いてすぐに動き始めますから。」
消防士さんの真剣な言葉に、子どもたちの表情が一瞬引き締まります。
そうです。
ここは本物の消防士さんたちが働く現場なのです。

ホース、はしご、タンク、ポンプ車、救急車、はしご車……。
二つの班に分かれて、様々な消防車や設備を見せていただきました。

早着替えも生で見せていただきました。

そして、極めつけは救助訓練。
上の階に取り残され意識不明になった方を救助するという設定です。

大人の男性が本気で出す大きな声と連携の取れた素早い動きに、子どもたちは見入っていました。

最後に消防士の方々とみんなで記念写真を撮ってお別れしました。

その後３年生が向かったのは、宇和島城です。
急な坂道を上り、石垣を横目に見ながらどんどん進みます。

一段一段が学校の階段よりもずっと幅広い石段を上がり、ようやく天守閣前に到着。
１年生に続いて天守閣に入り、中を見学しました。

その後、下の公園に降りてきて、みんなで美味しいお弁当、おやつタイム！

そして、お待ちかねの遊びタイムです。
公園にはほぼ本校の３年生だけだったこともあり、ブランコやシーソー、滑り台などをフルに使って遊んでいました。

鬼ごっこが始まったかと思えば、次の遊びに転じるなど、思う存分広場や遊具を使って遊びタイムを楽しむ子どもたちです。

春らしい温かな１日、３年生の子どもたちは遠足の楽しさを満喫していました。